初めての受験
ただ今、我が家の長女は、高校受験真っただ中です。
今まで、小学校、中学校と、周りでは受験を経験するお友達はたくさんいましたが、ついに我が家でも受験を経験することになりました。
第1子ですので、親にとっても子供の受験は初めてということになります。
その心境を一言でいうと・・・
「楽しい」です!
確かに、思うようにテストの結果が出なかったりすると、希望の学校に入れないのではないか…という不安にかられることもありますが、目標に向かって努力し、その結果にドキドキする…という感覚は、若い時にこそできる、貴重な経験だと思うのです。
(もちろん何歳になってもチャレンジはできますが、そのパワーをひねり出すのがなかなか難しくなってきました…)
その感覚を、娘のお陰で再度経験することができ、来年の春にはどんな新生活になっているんだろう…と考えると、ワクワクします。
もし、希望通りの学校に行けなかったとしても、そこでの新しい出会いで、人生どのように変わっていくか、それも楽しみの一つです。
本人の心境は・・・
でも、受験生本人は毎日プレッシャーも感じ、辛いこともあると思います。
私も受験生の時は、本当に悩み、よく泣きました。
高校受験の時は、音楽家の高校の、ピアノコースを受験しましたが、厳しいピアノの先生のしごきがきつく、右手が腱鞘炎になってしまいました。
痛くてピアノが弾けないのはもちろん、お箸や鉛筆を持つのも辛かった程でした。
でも、腱鞘炎を治すにはとにかく休ませることが大事、ということで、ピアノのレッスンも少しお休みしたり、あまり練習しなくてもいいという大義名分ができたことで、ホッとしたことも覚えています。
そんな私の心境を見透かしてか、「腱鞘炎になったってもっとまともに弾けるわよ!!」と相変わらず怒鳴られもしました。
大学受験では、私の実力では難しいと言われていた大学を希望したので、やはりピアノの先生から、「絶対に落ちるから、滑り止めの大学を受けなさい」と言われ続けました。
「行きたくない学校を受験して合格しても絶対に行かないし、だったら受験料がもったいないから受けない」と、第1希望の学校以外は一つも受けず、先生を呆れさせました。
その大学は、入試でセンター試験を受けなければなりませんでしたが、実技で点が取れない分、センター試験で良い点を取れ、とも言われました。
でも私は音楽科の高校だったので、センター試験対策は、ほぼ自力でやらねばならず、思うように点数が取れませんでした。
その度にやはりピアノの先生から「落ちると思います」などと言われ、毎日どん底まで落ち込む日々でした。
健康に気を付けて、頑張って!
それでも、まぐれかも知れませんが合格できた時は、本当に嬉しかったし、諦めなくて良かったと思いました。
娘にも、諦めないで最後まで頑張って欲しいと思います。
そして、何十年かぶりに、そんなドキドキワクワクを味わわせてくれる娘に、感謝したいと思います。