鶏頭牛尾ではなかった
子供の頃に、鶏頭牛尾という4字熟語を習った(気がする)。
我が子らの本を見ていて、「鶏口牛後」という記載があったので、間違っているんじゃないか、と思っていた。
ずっと放置していたが、調べてみたら私の方が間違っていた。
過去、子供らに、散々「おかしいんじゃないか」と言ってしまっていた。
反省。
「寧為鶏口無為牛後」
これは、「寧ろ鶏口と為るも牛後と為る無かれ」と読みます。
出典は「史記-蘇秦伝」とのことです。
中国の戦国時代、秦、楚、斉、燕、韓、魏、趙の7つの国が争っていた時代、最強国の秦王に他の六国と同盟を結ぶ連衡策を説いて採用されなかった蘇秦が、燕へ行き、燕王らに今度は連衡策とは反対の合従策(六国が連合して秦と対決する策)を説いたときの言葉です。
鶏頭牛尾とは、もっとわかりやすく、頭としっぽ、という表現にしたものなのですね。日本では、どちらでも理解されるようで、必ずしも間違いとまではいわないようですが…。
ずっと前から気になっていながら(内心、私は間違っていないと思っていた)、ようやく調べたので、共有しておきます。
余計なことかもしれないけど…。