インナーチャイルドの癒し
このブログでも、インナーチャイルドについていろいろと書いてきている。
私の研究テーマの一つであり、インナーチャイルドをワークとして取り組むことがどのように影響するのか、その機序と効用について検討を深めている。
『自分のことをもっと好きになるノート』という私の著書も、その説明の一部ですし、一緒に取り組む人も多くおられます。
インナーチャイルドという言葉でネット検索をすると、不思議なぐらいに心理士のHPには出会わず、スピリチュアル系のHPばかりが上位に来る。
それらを見てみると、簡単に方法が記載されている。うーん…。
インナーチャイルドというわかりやすい取り組みについて、心理士の研究が深まっておらず、わかりやすい言葉でスピリチュアル系の人たちがこぞって活用しているのだ。
苦しさと難しさが比例するインナーチャイルドの導入
インナーチャイルドへの支援を、現在の苦しい状況の改善のために実施することは、時に慎重な取り組みが必要となる。
苦しい状況、特に精神疾患も重度になればなるほど、インナーチャイルドの取り組みは本当に慎重に行う必要があるし、場合によってはインナーチャイルドの扱いは控えたほうがよいこともある。
精神疾患と言われるレベルではない場合には、セルフケアとして取り組んでみることもありかもしれませんが、精神疾患と重なる症状の場合には、専門家の助けを借りたほうが無難でしょうね。
パーソナリティ障害、特に境界性パーソナリティー障害の場合などは、過去の成育歴にその苦労が現れていることもあり、PTSDではないけれども、やはり過去のケアが役立つことが多い。
認知行動療法から発展したスキーマ療法なども、そのようなアプローチを多く含めていますね。
インナーチャイルドの取り組みは、セルフケアでも進むのだけれども、適切な知識と経験を持った専門家によって支援を受けながら進めることで、その効果は大きくなるのです。
一回ではなく、回を重ねるとその効果が見えてきます。
セルフケアとしての取り組みは、ぜひぜひ進めていただいて結構なのですが…。
山口くんちのツトム君
テレビで見ましたが、みなみらんぼうが作ったNHK子供の歌だったのかな、「山口くんちのツトム君」という有名な歌がありますよね。
この曲も、小さいころになくした母親を求めた歌なんだそうな。作詞家も、それを随分と後になって気が付いたとか。人の様々な体験は、言葉にならずに現れているのですね。
これも、インナーチャイルドの求めによるのでしょうね。
今日の話はバラバラだなぁ。
こんにちは。
スピリチュアル系のACの記事多いですね。
私は、先生に教えていただいたおかげでインナーチャイルドの癒しが進み、本当の自分を取り戻している実感があります。
この頃気になっているのですが、HSP(Highly Sensitive Person,生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」)の記事も多く目につきます。
HSPの記事を読んでいて、これも私の特徴だな!って思います。まだ取り組むべき課題があるなぁ・・って思っています。
先生はHSPについてどんなふうにお考えでしょうか?
もしも良かったらご意見をお聞きしたいです。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
また、HSPについても折を見て書きますね。