環境の変化
このCOVID-19の影響で、働き方が随分と変わっています。
事務所にもできるだけ人がいない朝早くに出社し、掃除と消毒、事務所にいる人間の人数制限を行い、相談は電話かSkypeに移行して、対応しています。
自宅でのテレワークは、この事態で様々な会議が増え、メールやChatなどが終わりなく飛び続けます。
疲れから少し感情が鈍くなる
自宅で作業する時間が増える中、通勤時間が減り、楽になるのかと思えば、思いの外そうでもない。
もともと、仕事とそれ以外のOn/Offの切り分けはかなりしっかりするほうだと思っていたけれども、その線引きについて新しい工夫が必要になっているにもかかわらず、それにうまく対応しきれておらず、疲れを増大させてしまった。
変化への適応は高く、真面目に物事をこなすほうだと思っていたけれども、疲れとニュースなどに対する不安や苛立ちからか、感情のゆとりが少しなくなり、感情の鈍麻を心の一部で感じた。
より繊細になる
そして、新聞や本など、ときにはマンガでもいろいろと読み物に目を通しながら、気持ちがとても繊細になり、まるで臨床の時間のように感情の揺れを感じる。
テレビを見ていても、まったくそれはない。
ちょっとしたことに対して、苛立ちを感じることが増えている自分を自覚している。
何をすればよい、ということははっきりしているし、様々なニュースや社会の取り組みに対する意見もあり、簡単ではないことを理解しながらも、思い通りにならないことに対して、耐えるクッションが少し弱くなっていることに気づく。
そんな自分についての話を家族とすると、「わかっているよ」とのこと。
私の感情が不安定になりそうなのを、協力して支えてくれていることに気が付いてはいたが、改めて実感して感謝。
不安定になってはいけない、そんな態度を見せて人に迷惑をかけてはいけない、と過剰に頑張ろうとして、結果として心を開けなくなることは注意。
不安定になることがいけないのではなく、不安定になってもそれを受け入れ、それを支えてくれる人や物との関係において、臨機応変に心を開いて心に栄養を届けられるようにしたい。
疲れたときは、ゆっくりするしかない。
半日、パソコンもテレビも閉じた。
助けられて、助けることができて、苦しみや批判に耐える人の思いを分かち合い、前に向くことを続けていきたい。
理屈はわかっていても、気持ちが少し遅れてついてくる、そんな状況も受け入れながら、丁寧に過ごしたい。
これも楽しめばよいのだ。創造的休暇だ。
自分に声をかけながら、これを書いた。肩の力が抜け、胸で温かさを感じた。
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不安定になる事がいけないわけではないんですよね そこに気付けた事からですよね。玉井先生の言葉を思い出します。自粛ばかりですが頑張ります!
生きている人ですから。それでいいんです。