不安は当然
新型コロナウィルスによって非常事態宣言が発令され、外出自粛、人との接触の8割減を目指してほしい、ということが指摘されています。
政府お抱えの専門家によるテレビでの発言は、
①8割の人はウィルスをまき散らしているわけではないが、2割の人が特に夜の飲みの場などで10倍(この数字は玉井の挿入)に広げてしまい、クラスターを追えなくなってきている。
②ウィルスを完全に0にすることはできないが、接触が減ることで全体の感染数が減り、感染ルートをたどることが再度できるようになれば、クラスターの特定が可能になり、ウィルスの封じ込めに近づける。
ということらしい。
まことしやかに、沢山のデマが飛びます。日赤の人が言っていた、オリンピック関係者が言っていた、などと…。
このような状況では、不安になるのは当然です。
ちゃんと、専門家は現在の取り組みがどのようにこれからの見通しにつながっているのかを示してくれています。
ただ、不安が強すぎると、見通しがないように感じてしまいます。
不安は、備えなさい、そのために具体的に動きなさい、ということを指し示してくれています。
批判に陥らない
不安に耐えられないと、不安という形の定まらないものを何とかしようと、何かわかりやすいものを批判したくなります。
また、事実を事実として言うのは、批判とは異なるのですが、事実の伝え方は大切で、伝え方によっては批判になります。
もう一つ、事実を伝えられたほうがその事実を認められないことも多く、批判されたと勝手に感じて反発し、自分のことを棚に上げて批判し始めます。
新しい動き
最近、医療者たちの頑張りを応援しよう、感謝しよう、そして力を合わせていこう、というメッセージを目にすることが増えてきました。
フライデーオベイションという言葉も初めて知りました。
人の力です。日本の良き文化の力もある。
サッカー界のレジェンと、だと私は思うのですが、カズも素敵なメッセージを出していました。
物事には、必ず終わりがあります。
このウィルス禍の後、どうなっているのかな、そこに向かって力を合わせて進みましょう。
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