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成文法の国・不文法の国

ミーティング

国会中継を見ながら

 最近、国会が開催されていて、私も仕事が休みの日の朝、作業をしながら国会中継を流してみていることがあります。

 本当に細かくいろんなことが検討されているのだなぁと思います。

 野党議員の質問で国の行く末を考えているとは思えないものが少なくなく、辟易とすることもありますが…。

 ま、それはおいといて、法律について少し思考が広がりましたので、そんなことを書いてみます。

成文法

 日本は、全て法律で定められているかどうか、それが政府の取組みを縛ります。
 最近、新型コロナウィルスにおいて、チャーター便で帰国された方で、検査と一定期間の隔離に同意をされなかった人たちの問題が、ネットでもあちこちでも語られました。

 これも、日本がいかに憲法および法律で動くか、ということの現れなんですね。法律はどんな権力も縛る、という発想です。

 山本七平の「空気の研究」を思い出します。

 日本の、「そのような雰囲気だったから…」ですべてが決められていく、そんな文化があるからこそ、細かく法律で明記する、成文法を大切にするのでしょうか。

 ルールだから、という一方、ルールには書かれていないら、ということが起こりますね。お互いに理解しあおうよ、とするとちゃんと話し合いができない、前述のように空気で判断が動いてしまう、だから白黒を法律によってつけよう、ということなんですね。

不文法

 イギリスを中心に、その影響を強く受けている国では、不文法を主とする国が多いようです。例えば、イギリスでは年間に通る法律は数本とのこと、日本では令和元年、2019年に成立したのは90本のようですが…。

 イギリスの影響が強い国では法律の条文が少なく、過去の判例や慣習に従う不文法を重視しています。

 慣習法、コモンローというようです。
 一般的にはこうだ、ああだという話し合いをする、それ自体を裁判で争い、法律がどうだから、というのもあるのでしょうけど、理解し合えるのか、というところが前提としてあるのかもしれませんね。

 どちらにもメリット・デメリットがあるようですし、それぞれの選択は歴史や文化の影響が大きいものでしょう。

 話し合い、理解し合おうとする取り組みは大切ですが、国会中継を見ていると、理解し合おうとするのではないのですね。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

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