現在の問題解決能力
日々の中で、いろいろな困ったことや苦しいことにであることがあるでしょう。そんなことに対する対処するキルは、大人になれば様々な方法が持てていると良いと思います。
そうはいっても、その対処スキルに偏りがあったり、つい問題が維持されるような方法を繰り返してしまう人も少なくありません。
そのような方たちと、今現在の問題が維持されるパターンを確認し、新たな対処スキルや違う見方などを探していく作業に一緒に取り組むことがしばしばあります。
過去に学べなかった時代、インナーチャイルドに教えていく
現在の問題は、しばしば過去の経験とつながります。より正確に言うと、過去の経験の中で学んだ対処スキルや、問題の味方にとらわれる傾向があるのです。
同じ問題でも、誰もが同じ対処をするわけではありませんし、同じようなとらえ方をするわけではありません。そこには、人によって独自のクセがあるのです。
過去に似たような問題に直面していたとき、いろいろな対処方法を柔軟に教えてくれる人はいなかったのかもしれません。
いろんな物の見方に広く見られるように、支援的に応援してくれる人はいなかったのかもしれません。
そのような人がいても、その人ももしかするとちょっとした強いクセを持っていたのかもしれません。
今現在、大人となった人が、過去に学びたかったときに学べなかったことをイメージの中で、粘り強く、温かく、説明を続け、ユーモアをもって 教えていく、そんなインナーチャイルドへの支援を行うことで、現在だけではなく、過去の自分もすべての時間の自分が全体として肯定され、力をつけていくのです。
現在から過去へ 過去から現在へ
過去は、人の奥深いところに眠り、現在に影響を与えます。
現在の取組みは、過去にも影響を与えるのですが、過去と現在の時間の間に、裂け目があって現在の取組みが過去に届かないこともあります。
それ故に、現在の取組みを過去に広げる、過去に直接にアクセスしてその影響を現在に及ぼすようなかかわりが必要になることがあるのです。
そんな取り組みを、インナーチャイルド取組みという人もいるのです。
認知行動療法では、海外では研究が進んでいますが、記憶イメージの書き換え技法として進んでいます。私も、その研究を進め、日本で広げていきたいと思っています。
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