対人関係・境界線

自他の境界線⑤ 関係を作る一歩 ほめ上手になる Yesを言う

ネコによるケア

自分からの関わり

あるミーティングで知らない人が隣に座っている、話しかけるでもなく、話しかけられるでもなく…。どんな人だろう。気になりますよね。

私たちは、知らない人に対して警戒し、不安に感じるのは自然なことです。私が大変にお世話になった先輩で、誰もが友達が、とでもいうかのようにくずれた笑顔で話しかけていき、笑いを取って仲良くなる天才のような人がいました。

知らない人に対して、私たちは知らず知らずに強い境界線を引いてしまっています。このことは、過去のブログでも書かせてもらいました(R1/10/15)。

Yesの関わり

以前は、境界線のNoについて書き、良い関係の距離感について話しました(10/18,10/19)が、今回はYesについて書かせてもらいますね。

Yesとは、自分から相手に関心を持ち、言葉をかけることです。相手にYesをする、私は相手をほめることだ、とまとめてお話することがよくあります。相手をほめて、自分から関わることで相手の警戒心を解いて、良い関係を作っていこうとするのです。

「ほめ上手になる」ことは練習で出来るようになることだと思います。ちょっと気がついた、相手が手にしている物についてでよいのです。

言うは易し行うは難し…でもやる

かくいう私も、この褒めるのがそんなにうまくないなぁ、と思うことはしばしばあります。だから、練習しています。昔よりも、ずいぶんと上手くなったとは思います。一番褒めたい相手で、一番難しいのがかみさんです。

何回も、「もっと褒めないと」と思いつつ、ちょっと気持ちに余裕がないだけで言葉にすることに勇気がいる、気がついたら忘れている、それでも思い出しては言葉にしようと頑張って行くと、ちょっとずつ心のドアが緩くなってくる。

一歩一歩、実行を続けていきましょう。出来なかった時も、「しようと思った」自分に「偉い!」と言って、次に続けましょう。白黒つけると苦しくなります。

また、このYesのテーマ続きます。

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玉井心理研究室では、臨床心理士・公認心理師の玉井仁が個人・家族への心理カウンセリング、組織・団体へのメンタルへルス・コンサルタントとしての研修や各種支援を提供しています。

トラウマや過去の経験にまつわる心の傷、頑張り過ぎや諦めから心を開いて人と関わりにくくなってしまうこと、精神的な疾患での苦しみ、対人関係の苦しみなど、様々な方たちや組織と関わらせてもらってきた経験から、支援や情報を提供しています。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

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