インナーチャイルド

インナーチャイルドが生まれる過程 10/28のワークの前に③

モデリング

子供は、他の人たちを見て、真似をして様々なことができるようになります。バンデューラという心理学者が「モデリング」という概念を唱えましたが、これは基本的な社会的学習過程を説明しているのです。

怒りを表現している人をみて、自分のイライラした感情も発散したような気持ちになることもありますよね。格闘技などを見る要因の一つに、このモデリングもあるのです。

「取り込み」で内在化される対象

子供の頃、新しいことをするときに、周りの人のすることを見た、という経験がある人は多いでしょう。これは、大人になっても同じで、優れた人を見て学習しなさい、というのも同様です。見たものを身に付けていくのです。

精神分析で語られる防衛機制の1つを取り上げて説明することも可能です。「取り込み(introjection)」です。摂取とも言いますね。これは他者が持っている気持ちや行動の特徴といった性質を、自分が持っているものだと考えて経験することです。

マーラーの分離固体化理論では生後すぐの子供は、母親と一体化していますが、時間が経っても殆どの小さな子供は、親の気持ちや欲求を自分自身のものと考えてその期待に応えリうように行動しがちです。このような過程を経て、親の価値観や社会のルールを学習していくのです。

インナーチャイルドとは、まさにこの取り入れられて内在化された対象、ということもできるのです。子供として親から言われたことに素直に従うときもあれば、反発するときもあったと思います。いずれにせよ、その反応の仕方には取り入れられた学習経験が影響するのです。

身に付けたパターン

このように、人は他者を真似して、取り込んで成長していきます。極端な反応も、バランスの取れた反応も学習の結果です。大人になっても、その学習は続いています。子供の頃のように自然に身につかないものもありますが、意識して練習することで子供の時代にかけた時間よりも短い時間で学ぶことができることも少なくありません。

自分のインナーチャイルドが身に付けているパターンを変えていくことは、今の自分が新しいパターンを身に付けていくことと同義なのです。

インナーチャイルドとの対話 3回シリーズ講座のご紹介

幼少時の傷つき体験に対して、「記憶の書き換え」技法は認知行動療法でも特に海外で研究が進み、日本でも少しずつですが認知されてき始めています。

皆さんには、「インナーチャイルドワーク」の方が耳慣れているかもしれません。様々な精神疾患に対して、またより広くは生きづらさを抱える方にとって、傷ついたまま癒された実感のない過去の記憶に対するアプローチは、パワフルな効果をもたらします。

10月から毎月、少しずつですがそのようなインナーチャイルドとの取組みの紹介、その実践に触れて頂き、自分との関係を温かく豊かなものとしていくきっかけとして頂ければと思います。

※3回シリーズで企画していますが、一回ごとの参加も可能です。

【日時】 1日目 令和元年10月28日(月) 午後6時30分~8時(終了)

2日目 令和元年11月25日(月) 午後6時30分〜8時

3日目 令和元年12月16日(月) 午後6時30分〜8時

【会場】 パレット柏ミーティングルーム(各回部屋が異なりますので、ご確認ください)

(千葉県柏市柏1-7-1-301:JR常磐線柏駅より徒歩3分)
【講師】 玉井 仁
【参考図書】 『自分をもっと好きになるノート』(右掲) 2019 日本能率協会マネジメントセンター

インナーチャイルドとの対話

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