その他

合気 自分と相手の調和から見えること

合気とは

合気とは、合気道にあるように、お互いの気持ちを合わせていくことです。自分の我を主張することなく、相手のことだけを尊重するだけでなく、お互いを合わせるのです。

どちらもがお互いに合わせようとして、合わせられることはなかなか稀なことです。人にそのタイミングも変わります。合わせるのは簡単ではないので、経験と訓練、または相手への理解が役立つこともあります。

長年連れ添った夫婦が、阿吽の呼吸、というのも似たようなものかもしれません。合わせようとすること自体が、自分の我が強くなる可能性を高めるので、自然に合気になる境地に至るには、長い時が効果を持つこともあるのでしょう。

我を無くそうとする我

私が好きな道歌に、

「こころこそ こころまよわすこころなれ こころにこころ こころゆるすな」

というものがあります。

心を見つめ、気がついたら心に迷わさされてしまう、そんなことを戒めています。集中し続けて、いつの間に囚われないまま自然に気がついている感覚に至る、そんな境地を目指したいものです。

この話、昨日までの境界線とも繋がるところもある気がしますが、実は剣道の稽古の後に、先生にじっくりと指導いただいていた内容から連想したものです。

意識し、繰り返し、学びを深める

先生には、問題意識をもって、具体的に今現在取り組む課題を明確にして、それに集中し、稽古の数をこなせと言われました。少しずつ自分のできることを拡げていけるように、経験の浅い人を相手にするときの学び、経験の深い人を相手にするときの学び、それぞれの違いを理解して、役立てたいと思います。

剣道も、人の心と心の対話です。交剣知愛と言いますから。たくさんの先輩方に指導いただいているのですが、これはどうも亀の学びです。

また、境界線、という言葉を使った話もしていきましょう。

インナーチャイルドとの対話 3回シリーズ講座のご紹介

幼少時の傷つき体験に対して、「記憶の書き換え」技法は認知行動療法でも特に海外で研究が進み、日本でも少しずつですが認知されてき始めています。

皆さんには、「インナーチャイルドワーク」の方が耳慣れているかもしれません。様々な精神疾患に対して、またより広くは生きづらさを抱える方にとって、傷ついたまま癒された実感のない過去の記憶に対するアプローチは、パワフルな効果をもたらします。

10月から毎月、少しずつですがそのようなインナーチャイルドとの取組みの紹介、その実践に触れて頂き、自分との関係を温かく豊かなものとしていくきっかけとして頂ければと思います。

※3回シリーズで企画していますが、一回ごとの参加も可能です。

【日時】 1日目 令和元年10月28日(月) 午後6時30分~8時(終了)

2日目 令和元年11月25日(月) 午後6時30分〜8時

3日目 令和元年12月16日(月) 午後6時30分〜8時

【会場】 パレット柏ミーティングルーム(各回部屋が異なりますので、ご確認ください)

(千葉県柏市柏1-7-1-301:JR常磐線柏駅より徒歩3分)
【講師】 玉井 仁
【参考図書】 『自分をもっと好きになるノート』(右掲) 2019 日本能率協会マネジメントセンター

インナーチャイルドとの対話