今日の投稿はスタッフからの初書き込みです。
玉井心理研究室が開設されて2カ月が経ち、先日初めてのセルフケア講座が開かれました。
知名度としてはまだまだの当研究室、その講座も参加者3名と、小規模なものでした。
ただ、参加者が少ないがゆえに、そのぞれの参加者の方がどのような思いで日々生活しておられるかをじっくりと伺うことができ、とても充実した内容となりました。
私個人としましては、そういったお話を直接伺うことは初めてだったのですが(もちろん個人相談ではありませんので、具体的なお話をお聞きしたわけではありませんが)、日々苦しむことがありながらも、そんな自分を客観的に見て、気持ち、心の変化を敏感に感じ取り、それを言葉にして自分の状態を伝える参加者の方々のパワーに、少し感動してしまいました。
参加者の方それぞれが時に心から苦しみ、時に人を恨みながらも、どこか冷静に自分を見て、何とか今よりも良い状態になろうとする。そしてそれを言葉として表現する。
今更ながら、人間とは言葉によって傷付き、言葉によって癒され、言葉によって学ぶ。心理カウンセリング、心理的支援においても、その言葉の持つ威力をいうのを実感しました。
では何故、先の講座参加者の方皆さんがそれほど言葉による表現に長けていらっしゃったのか。玉井に確認したところ、その能力を引き出すのも心理士(師)の仕事だとのこと。
最初はできなくてもみんな、段々できるようになるとのことです。
玉井の講演を聞いたことはあっても、このようなワークショップは初めて聞いた私ですが、やはり心理支援で大きな力を発揮してくれる人なんだと、改めて思いました。
少しずつ多くの方に知っていただき、少しでも多くの方の助けとなりますように。