昨日は、終戦の日でした。
テレビを見ていると「戦争を忘れてはいけないんだな」といったコメントが流れていました。そうですね。
戦争がいかに人間にダメージを与えるか、他人事ではなく想像できるようにするために、耳を傾けることが必要なことが多い気がします。「忘れる」というのは人の優れた能力の1つなのですけど、それに逆らって忘れないように意識できるところで覚えておく、ことができるのも人に与えられた能力です。
苦しい人は、「私の話を聴いてくれ」となるのも自然なことです。幸いなことに、日本はしばらく平和が続きましたから、「今の私が大変だ」という話ではなく、「大変だった」という話になるのでしょう。そして、その大変さを想像し、その大変さの中で戦い死んでいった方の声なき声に耳を傾けつつ、祈りつつ、感謝と共にこれから先のことに目を向けることが必要なのだと思います。
過去を思うことを仕事にする人もいますが、人間社会は先に向かって動いていますね。本当に成長しているのかどうかわかりませんが…、そう信じてできることに取り組みたいと思います。新しい時間は絶えず訪れています。その一つ一つの時間が生きとし生けるものにとっての喜びに繋がるように、目を先に向けたいと思いました。
過去に想いを馳せ、今を感じ、自分の中の広い世界を感じると、未来まで含めたつながりを感じられるのでしょう。