平成18年3月に「労働者の心の健康の保持増進のための指針」がそれまでの指針、「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針」(平成12年8月)に代わって示されました。
基本的には、最初の指針で示された 「心の健康づくり計画」 の策定と「4つのケア」を拡充するということであるが、今回はその4つのケアについて書いてみたい。いきなり、硬い言葉を並べて始まりました。こういう文章は、あまり読みたくなくなるのかな、と心配ですが…。
4つのケア、それはセルフケア、ラインケア、事業場内産業保健スタッフによるケア、事業場外支援によるケア のことです。
セルフケアとは、自分のケアは自分でしましょう、ということです。そりゃそうですよね。人は動いて疲れ、寝て休んで回復するのです。ちゃんと休むこと、気分転換をすることは人に言われるまでもなく、ずっと行っていくことです。
ただ、身体のケア、こころのケア、自分の魂のケア、「こうすべきだ」などとルール支配行動に囚われるところに対するケア、これは簡単ではありません。気がつかない人も多い。特に、過去の問題を解決しきれていない人ほど、自分のことを振り返ることが分かりにくい、極端な話、疲れすら感じられない人がいる。
セルフケア、それは心と体のバランスよい栄養を蓄える取り組みです。一歩一歩進むものです。あなたにとってのセルフケア、どのようなものか、改めて考えてみてください。
あれ、今日はセルフケアの話で終わってしまいました。また続けます。