手元にある本のタイトルです。
かつて、心理的支援のお手伝いをした方が、自分史を出版したということで持って来てくれました。執筆名の野添さんですね。
野添さんは生まれたからの親子関係における苦しみ、苦しみを本来の知性で違和感として認識しながらも、不自然でおかしなこととして認識することすらできず、苦しみを普通かと思いつつ、自分の感情を消して生きることを決めていた方でした。
その苦しみが症状としてぼんやりと出始め、その後にはしっかりと症状として表れた時、封印されてきた苦しみが感情と共に噴出して、大変に苦しい時期を乗り越えた方でした。
野添さんは負けん気の強さが生き抜くことを目指す力に繋がることで、精一杯活動される中で幾つかの素晴らしい出会いにも助けられたようです。
野添さんは、この本が親子関係で悩まれている方、悩まれた方、振り返ってみたい方のお役に立てれば、という思いで10年間かけて推敲を重ね、出版に至ったようです。
少し部が厚めの本ですが、幼少期から高校に至るまで、そして社会人になっての姿がプロの編集者であるだけあって読みやすく、かつ野添さんらしい文章が並んでおり、あっと言う間に読んでしまいました。重たそうな話なのですが、途中からは「こりゃ大変だね」「あぁあ、やはりそうなったよな」「そうだったのか」「そうとるかぁ」と楽しみながら読ませてもらいました。
そんなことを野添さんに言ったら、「笑ってもらえないとだめだから」とプロの言葉が返ってきました。
関心がある方は、以下にご連絡下さい。
●暮しの手帳社 https://www.kurashi-no-techo.co.jp/shuppan-service/books/book65.html より申し込めるようです。
●または、著者の野添美之さんがこの本の販売用に作成したメルアド、 nozoem109@gmail.com に直接申し込んでいただいてもよいとのことです。
多くの方に手に取ってほしいと、ボリュームの割に1200円と安く抑えたそうです。関心のある方はどうぞ、手に取ってみてください。