心理療法・カウンセリング

集うことの楽しさ

羊の群れ

先日のオープンカウンセリング@オンライン

 予定通り、12/12に無料オープン・カウンセリングを開催できました。

 今回は、かつてグループで一緒に学んでいた人が新たに入ってくれました。
 それぞれがいろいろ悩みながら、一生懸命取り組んでいることを確かめ合い、ヒントを出し合い、話せる場となりました。
 新しく入ってきた人も馴染んできたり、お互いの違いと同じところを大切にしあうのも、良いなぁと思います。

 幾つか、コメントを皆さんに返していたものもあるので、それを参考に少し振り返りとしてまとめておきます。

・嫌な時に嫌な顔をすることについて
 嫌な顔をするかどうかは別にして(嫌な顔を示すことが、関係の中で断り上手なのであればよいですけどね)、自分が嫌なことでも受け入れるのか、受け入れないのかを選ぶことは大切ですね。
 我慢することができることもよいですが、させられている我慢には注意です。
 自己主張をしていく練習を始めると、自責感が出てくるので、それに負けないように進めたいですね。自分の取り組みを客観的にチェックしてくれる人がいても助かりますね。

・不快なことに心の中で囚われないようにする工夫
 興味深い点ですね。
 実際の話し合いでは、なかなか難しいテーマでした。
 自分が嫌なことを嫌と言えるのか、声を大にできるのか、剣道するのか(笑)、自分の存在をしっかりと感じる練習もよさそうです。
 ちゃんと地面に足がついて、「今私はここにいる」と感じる、大きな声を出してよい場所で肚から声を出す練習など、いろんなアイデアを共有しました。
 また、不快なことを客観的にみられるようになるか、それは訓練でもあります。
 認知行動療法では、書いて話すこと、そのように自分の外において観察する練習も行いますよね。
 一つ一つ、自分の行動をちゃんと確認して感じながら行う、そんなマインドフルな動きについても話が出ましたね。

・依存症傾向のある家族に育った場合の境界線、特に世代間境界について
 私は私、あなたはあなた、一緒にいて嬉しい、そして別になっても相手の存在を感じられる、そんな心の感じ方ができるようになるとよいですね。
 相手の感情をお世話するのが自分の役割ではありませんからね。
 相手の世話をする、つまり相手の下に入る、相手が思い通りに動かないと気が済まない、つまり相手の上に立とうとする、
 このように上下関係には注意ですね。振り返って、少しずつ調整していく練習を積み重ねたいですね。
 愛着形成も、可能ですよ。

また、2月ごろに集まれる場を設定できればと思っています。
HPでお知らせします。

玉井心理研究室ホームページをご覧ください

玉井心理研究室では、臨床心理士・公認心理師の玉井仁が個人・家族への心理カウンセリング、組織・団体へのメンタルへルス・コンサルタントとしての研修や各種支援を提供しています。

トラウマや過去の経験にまつわる心の傷、頑張り過ぎや諦めから心を開いて人と関わりにくくなってしまうこと、精神的な疾患での苦しみ、対人関係の苦しみなど、様々な方たちや組織と関わらせてもらってきた経験から、支援や情報を提供しています。

ホームページでは、トラウマについて、感情の調整の問題について、認知行動療法といったトピックについての説明を含め、様々な領域でどのような現状があるのかなど、情報を整理して提供もしています。

是非ご覧いただき、感心がある方はお気軽にお問い合わせください。

右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

玉心理研究室のHP