PTA本部役員になった理由
最近、PTA活動について批判されることが多いですよね。
私は、子供の学校のPTA副会長を務めて2年目になります。
本部役員ですので、一般の委員会役員の方たちに、お仕事をお願いする立場になります。
なので、あまりにもPTAを批判されると、私たちが批判されているような気持になって悲しくなります。
そんなに悪いところばかりじゃないんですよ、ということをお知らせしたくて、書かせて頂きます。
何故副会長を引き受けたかというと、電話でお願いされたからです。
それと、少し興味もあったからです。
というのは、幼稚園から小学校に上がった時に感じた、「学校での子供の様子が分からない」という感覚が、中学校に行くと更に強くなり、入学式でお会いした先生方がどういう方なのかな、などと漠然と考え、娘から話は色々聞くにしても想像の域を出ず、実際に接する機会ができることは少し嬉しい思いでした。
もちろん、本部役員、というイメージからして、毎日のように学校に行かなくてはならないかもとか、人前で話す機会が多そうとか、どれほど大変なのかが良く分からず不安もありましたが、引き受けてくれる人がなかなか見付からない選考委員の方のご苦労を思い、誰かがやらなければならないなら比較的仕事に融通がきく私が、と、思い切って引き受けた次第です。
引き受けてみると・・・
結論から言うと、引き受けて良かった、と思っています。
引き受ける前は、なんと言っても未知の世界ですので、「大変そう」というイメージで敬遠するばかりだったと思います。
まず良かったのは、これほど世間一般で敬遠され、はっきり言って忌み嫌われているPTA役員、しかも本部役員を引き受ける稀有な方というのは、ボランティア精神にあふれた良い方ばかりだったことです。
ここでの出会いは、とても貴重だったと思っています。
また、各委員会では、中学校の素敵な保護者様とご一緒でき、役員をやらなければお話しすることもなかった人たちとお話しできたことも、嬉しかったです。
もちろん先生方とお話しする機会も増え、学校の様子や舞台裏も良く分かり、楽しく活動できました。
活動日も、思っていたほど多くなく、年度初めだけは集中したもののそれ以外は月に1~2日、しかも1時間ほどで終わってしまうので、負担に感じることはありませんでした。
大変だったこととは?
反対に、ちょっと負担だったことももちろんありました。
学校の評議会にPTA代表で出席しなければならず、そこには市内の学校の校長先生や教育委員会の方、自治会長などの錚々たるメンバーがずらっと並んでいるのですが、そんな人たちの前で、生徒会総会や授業参観で感じた意見を言わなくはならなかったこと。
人前で話すことは慣れてらっしゃる皆様が立派な意見を述べられた後で、いち母親が何を言えばいいか…大変緊張いたしました。
それと、新しい本部役員を探すことです。
私は2年務めるということで新任を探す必要は無かったのですが、私以外の全員が1年で辞めるということだったので、5人探さなければなりませんでした。
予想通り、断られまくりましたが、一人、また一人と引き受けて下さったときの嬉しさは、今でも心に残っています。
つづく。