列車で小旅行!
今日はウィーンを離れて、ザルツブルクに向かい、ザルツカンマーグート地方の小さな街に1泊する小旅行です。
ザルツブルクはモーツァルトが生まれた町として有名な観光地ですが、そこからバスで1時間ほど行ったところにあるザルツカンマーグート地方は、美しい湖が点在しており、その湖のほとりにある街も、小さな教会の周りに木組みの家が立ち並ぶ可愛い街で、私の大好きな場所です。
オーストリアの違う一面も体験してもらいたくて、小旅行を計画しました。
オーストリア国鉄に乗って
朝8時ごろにウィーン中央駅から特急列車に乗って出発です。
このウィーン中央駅は、私が昔いたころにはまだ無くて、ウィーン南駅という古い駅だったのですが、最近中央駅が完成し、それまでは長距離列車の拠点はウィーン西駅だったのが中央駅に移行されたとのこと。
まだまだ新しくてピカピカなのと、規模がかなり大きくなって勝手が全然分からないので少しうろうろしましたが、無事列車に乗り込むことができました。
余談ですが、オーストリア国鉄は運賃がとても良心的で、早めにネット予約すればとても安価で乗ることができます。
ウィーンからザルツブルクまで2時間半ほどの乗車時間ですが、今回は19ユーロ、当時のレートで約2300円。それに16歳以下の子供はなんと無料!!
日本の新幹線と比べたらゆったり走る特急電車で、オーストリアの美しい景色を眺めながらの列車の旅を楽しみました。
ザルツブルク駅に到着
お昼前にはザルツブルク中央駅に到着。
ザルツブルク中央駅もすっかりリニューアルしていてピカピカです。
こんなに運賃は安いのにオーストリア国鉄、潤っているのかしら。
せっかくザルツブルクに降り立つので、ザルツブルクの街も散策します。
まずはミラベル庭園。
映画『サウンドオブミュージック』の撮影場所で有名なこの庭園は、見事に花が咲き乱れて、その美しさに感動…。
ここから、高台にあるホーエンザルツブルク城を望む風景は、圧巻です。
庭園内で野外コンサートが開かれており、軽快なブラスバンドの音楽を聞きながら庭園を後にします。
庭園を出るとすぐにザルツァッハ川が流れており、その上を渡る橋の向こう側が旧市街です。
青空に小さく千切れたような雲が流れていくお天気に、ザルツブルクの街並みがとても良く似合い、そんな空の下、橋を渡って旧市街に向かうのはワクワクします。
ベンチでランチ!
最初は、ザルツブルクの有名なレストランでランチをしようと考えていたのですが、前述したようにレストランは毎回戦場と化し、宿泊する街に行くバスが出るまでの時間と、かわいいお店を見付ける度に動かなくなってしまう一同の動きを考えて、それは諦めることに。スーパーで食料を調達し、街中のベンチに座って食べることにしました。
サンドウィッチやお寿司を買って、座れるところを探します。
ザルツブルクの象徴、モーツァルトの生家を通り過ぎ、モーツァルトも来店したこともあるという老舗カフェ『トマセッリ』の前に、小さな噴水がありました(水は出ていません)。
その台座の下が、座るのにちょうど良さそうだったので、そこを13人でぐるっと囲んで座り、ランチタイム。食べ終わった人から周辺の散策を始めました。
少し行くと、ザルツブルク大聖堂もあります。先ほどミラベル庭園から眺めたホーエンザルツブルク城も、真下から見上げることができます。
大道芸人とのひと時
子供たちが食いついたのが、大道芸人でした。
全身銀色に塗った人が、銅像の振りをして立っているのですが、前に置いてある箱にお金を入れると動き出し、キャンディーか絵葉書をくれるのです。
キャンディーはいらないから絵葉書をちょうだい、と身振り手振りで伝え、見事ゲット。一緒に写真に収まり大満足。
見どころはたくさんある魅力的な街で名残惜しいのですが、バスの時間があるのでそろそろ駅に戻ることにしました。
いよいよ、私の大好きな湖水地方に向かいます!
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