懐かしの名所へ・・・初めての行き方で
シェーンブルン宮殿には、ウィーン滞在中何度も訪れていましたが、いつも正面入り口側から入っていました。
でも、数年前に放送されていたTVの「旅するドイツ語」をよく見ていたときに、俳優の別所哲也さんがシェーンブルン宮殿を訪れた際、宮殿裏側の丘にあるグロリエッテという建物の近くの入り口から敷地内に入り、まず高いところから宮殿の全容を眺め、それから丘を下って宮殿に向かうというルートを紹介されており、今回は是非このルートで!!と思っていました。
マイナーな行き方なので、バスの停留所にも「シェーンブルン」の文字は無く、通り過ぎてしまって歩いて戻ったりして苦労しましたが、高いところから眺めるマリア・テレジアの夏の離宮は、とても美しいものでした。
ひとしきり写真を撮って、坂を下ります。
下の庭園は、幾何学模様に植えられた花が咲き誇り、噴水の水が輝き、うっとりする美しさ。
ここでゆっくり散策をしたいところですが、地下鉄でのトラブルですっかり遅くなり、もう時間はお昼近くなっています。
動物園の入り口あたりにちょうどレストランがあったので、休憩も兼ねてお昼ご飯をとることに。
食事って…戦い??
13人揃ってレストランに入る、そんな体験て家族でどっか行く、という時にはあまりありませんよね。これは初めてのことでした。
うっかりしていましたが、これだけの人数でレストランに入り、料理を注文するのは大忙しです。
英語のメニューがあるにも関わらず、自力でメニューを見て自分の欲しい料理を探そうとする人はいません。
「ドイツ語が分かる人、お願いー」とばかりに説明を待っているのですが、メニューの全てを訳している時間も無いので、メニューのリストから目ぼしいものを見繕ってお勧めし、OKだったら注文する…という手順です。
飲み物も頼まないといけないシステムなので、飲み物も選ばなければなりません。
ここのウェイトレスは何となく威圧的だったので、注文に手間取っているとイライラした様子も見え、余計焦ります。
値段なんか気にする余裕もなく、とりあえず人数分注文します。
日本と違ってお水のサービスなんか無いのですが、ウィーンはコーヒーを頼むと小さなコップに水を入れて一緒に持ってきてくれます。
その水が並んでいるのを見て、のどが渇いていた両親が、「あのお水、もらって!」というのをさっきのウェイトレスに伝えると、大変嫌そうな顔をして持ってきてくれました。
おいしいお水を何杯でも飲めて、ドリンクバーを頼んだら安い値段でジュースもコーヒーも飲み放題の日本は、なんて恵まれているのだろう!!と、変なところで日本への感謝の気持ちがわいてきます。
てんやわんやで注文したので、人数よりも多い料理が来てしまいましたが、そんなの気にせず食べましょう!味は中々美味でした。
盛りだくさんの一日目・・・まだまだ続きます
腹ごしらえも済んで、やっとこさ動物園へ入場。
昼間はとっても暑くなってしまったので、メインのパンダやキリンやライオンを見て、早めに出てしまいました。
まだまだこの日は、ペーター教会でのオルガンコンサートにも行かなくてはならないのです!
ちょっとスケジュール詰め込みすぎたかな…。
一日目、まだ続きます。