玉井心理研究室の第一回セルフケアセミナーですが、無事に充実した話し合いを含みながら、終えることができました。
参加者は3名という少人数でしたので、普段のグループでは丁寧には聞ききれない個人的な取組みや体験など、聴かせて頂きました。
それぞれの方の自分で取組んできた過程が見えてきて、その過程をもう一歩先に進めるために何ができたら良いのか、どのような視点が有効なのか、じっくりと考え、話し合えることができたのは有益でした。
参加者の感想も、
・じっくりお話できて、大変有意義でした。また伺いたいです。
・今まで自分が取組んできたことの整理もつきましたし(“できているんだという(確認も含め)”)、今後の課題について具体的な方法が分かりました。
・(対人関係の)練習を継続してみます。少人数だったので、発言しやすくて安心できるワークショップでした。
などといただきました。私もお役に立てて良かったです。
今回の話し合いの中では、表面的には不安や恐怖なのですが、それ自体が一時的な怒りが表面化しないように形を変えたものとして出てきている姿をリアルに見させて頂きました。“怒り”の破壊性の怖さでしょうか、実際にその破壊性は激しくうまく手綱を付けられないと、暴れていろいろなものが壊れてしまうのですね。その手綱の付け方も話し合えたこと、手綱を付けた後にできたら良いことなど、それぞれ具体的に話し合えました。
感情が激しい中でも、あるていど手綱をつけられている耐性領域の中でそれを体験できるようにすればよいのか、意識の方向付けは大切なポイントでした。加えて、大丈夫と思えていないのに言い聞かせるのではなく、具体的に良いと思えることを行動に移すこと、その結果としての反応への理解など、学ばなければならないことは沢山ありますね。
充実した時間、参加いただいた皆さん、応援いただいた皆さん、ありがとうございました。