今日は、「罪悪感」について書いてみます。
この感情の意味を考えるときに、この感情がなくなったらどうか、ということを考えてみましょう。罪悪感を全く感じない人、身近な人がそんな人であれば、仲良くできるときもあるでしょうけれども、付き合いに困ることもありそうです。
罪悪感とは「私が悪いことをした」という認識とともに生じる感情なのですから、何をしても「私は悪くない」と考え、感じる人、ということです。思い通りにならないことは全て人か外部の事柄のせいになるのです。
適度な罪悪感は、お互い様の関係を作るのに役立つのです。
時に、「罪悪感」は苦しい感情になります。全て自分が悪いんだ、と考えてしまった時にはとても重たい気持ちになります。
前回の「恥」の感情と繋がって、自己否定とつながっていて「できない自分がダメなんだ」といった完璧主義的な発想を土台にして、自分の存在をダメ、としてしまう場合には、自分が存在することに罪悪感を感じるのですから、どうしようもありません。この場合には、罪悪感は健全なものではありません。
喧嘩両成敗ではないけれども、自分だけが悪いのではない、相手だけが悪いのではない、お互いにちょっとずつ悪いところはあったね、50%と50%ぐらいかな、という姿勢で罪悪感をバランスよく持てるとよいですね。
コメント
Comments are closed.