様々な感情の中で、「怒り」はコントロールすることが難しいという人が多い感情です。
「怒る」ことは悪いこと、などと考えてしまっていたり、怒りに負けることは弱いことだと、完全にコントロールできないといけないと考えてしまい、結果として「怒り」に振り回されている人は多いのです。
怒りは時に厄介な感情になりますが、「怒り」を一切感じない人になれるのであれば、なりたいでしょうか。その場合、どのようになってしまうのでしょうか。
大変に穏やかで落ち着いた人になれるのかもしれません。ただ、「怒り」は自分が不快になる状況にいるときに、「この状況はちょっと嬉しくない」「嫌だなぁ」ということを教えて呉れる感情なのです。
つまり、この「怒り」がなくなってしまうと、好き嫌いが適切に感じられなくなってしまうのです。「怒り」を感じたときに、「私は間違っていない」ではなく、「怒りは自分の価値観、自分の大切にしているものを守ろうとしてくれているんだな」などと考えられるとよいですよね。
「怒り」を苦手とする多くの人は、「怒り」が出てきている理由をうまく把握できず、その「怒り」に支配されてしまうのです。
「怒り」を学び、練習し、うまく「怒り」が持つエネルギーを役立てられるようになるには、具体的な練習も必要です。今後も、効果的な対処方法や対策など、発信していきたいと思います。