わからないことは不安になるのは当然
カウンセリングを受けてきて,その効果を感じているのであれば,改めてカウンセリングを受けることに対して不安はでませんね。
初めて新しいことに取り組む際には,誰もが不安になります。
不安だからこそ,人は慎重に一歩一歩進めるのです。
昔の人間で,初めてナマコを食べた人は,不安で慎重に少しずつ食べてみたはずです。
もし,身体がしびれてきそうだったらすぐに吐き出してもよいように,少しずつです。
カウンセリングも,最初は不安です。
自分の困っていること,それを助けてくれるという専門家は,どのように自分の訴えを聞いてくれるのか,そしてヒントをくれるのか,納得がいく方針を示してくれるのか,少しずつ確かめるようにしてよいのです。
全てを言わないといけないのか
カウンセリングにおいて,正直に話ができる関係を持てることはとてもうれしいことだと思います。
ただ,そのような関係は,悩みが深ければ深いほど,またその悩みの起源が古ければ古いほど,そう簡単にはできないというのも事実でしょう。
自分が,そのときに言えること,言えないことをはっきり持っていてよいのです。
そして,それは話が広がるにつれ,変化していってよいのです。
全てをさらけ出す様に相手に伝えきるのは,ほとんど不可能です。
カウンセラーは,相談に来られた人がしゃべることに耳を傾けながら,しゃべらないことにも耳をそばだてています。それは,何がしゃべられていないのかがわかるのではなく,そこにいろいろとあるんだなと感じるのです。
カウンセラーに対して,自分がどのように接するのか,それは来談される人が決めてよいのです。
うまく,カウンセラーを利用していただきたいと思います。
カウンセラーは,超能力者ではありません。
何か心を見透かすのではないかなどと,怖がらなくて大丈夫です。
あなたと同じ,いろいろと考え,悩みも持つ一人の人です。
ただ,沢山の人の話しを聴き,人がどのように変化していくことが多いのか,という学びと経験を積んでいるのです。
そして,変化がどのようにすると進みやすくなるか,ということも知っています。
そして,あなたの困ったことをお手伝いする,そんな仕事を自分にとって大切なこととして選んだのです。
玉井心理研究室では、心理療法・心理カウンセリングの提供をしています。また、個人のみならず、組織や会社団体などにおける心理支援も行っております。
現在は、Zoomやスカイプ、電話による相談も強化しております。