心理雑感

鬼滅の刃より 怒りもエネルギーにする

夜明け

新型コロナの影響

 これは,なかなか見通しがつかないですね。
 改めて,関東では非常事態宣言の発令となりそうですが,感情的になってはいけませんね。
 マスクして,手洗いうがいをしっかりして,会食を避けていてすらコロナにかかることもあります。

 批判ではなく,コロナウィルスに感心しながら,お互いに距離を置きながら気持ちを寄せる,そんなスキルが上がるとよいなぁと考えています。

 世の中に,身勝手な人は一定の割合で居ますし,私も若いころのことを考えると批判はできません。アホデシタ。今の皆さんは,全体にとてもうまくやっていると思います。
 マスコミは,どうしても不満を持っている人,極端に困っている人を話題に出します。それが全てではないのですが,その方が人の目を引くのでしょうから,仕方がないのかもしれません。その情報に振り回されないように,マスコミの情報をシャットアウトしている人も少なくありません。

 シャットアウトしているつもりでも,気持ちが揺さぶられるのですよね。
 気持ちの調整が大切です。

原動力としての怒り 胡蝶しのぶ

 今回のブログ,実はとてもはやっている「鬼滅の刃」の胡蝶しのぶさんの言葉から連想していたものです。

 しのぶさんは,家族を鬼に殺され,共に戦っていた姉も殺され,それから姉が好きだったという笑顔をまとって仲間を導きます。

 単行本の6階では,主人公の炭治郎とのやりとりがあります。
 しのぶさんが住む蝶屋敷で,炭治郎に「怒ってますか?」と尋ねられ、しのぶさんは「いつも怒っているかもしれない」「私の中には怒りが蓄積され続け膨らんでいく」と答えています。

 怒りを自分の行動の原動力としているのです。
 いつも言うことですが,怒りなど感情はエネルギーになります。

 怒りを抑えながら,笑顔で,かつ自分の行動のエネルギーに変える,これはなかなか大変な取り組みです。しのぶさんも,「疲れた…」とも言っています。
 だからこそ,一人ではなく,自分の想いを理解したくしてくれる仲間を大切にしたのでしょう。それが,疲れをいやすのです。

仲間を持つ

 新型コロナのことで怒りが止まらない人もいるでしょう。
 コロナに対して怒りを向けても仕方がないから,政治に向けるというのは仕方がないのかもしれません。政治家は,それを受け止めて結果を出すことにエネルギーを出すことに力を注ぐのでしょうから。
 政治家の皆さんは,仲間が沢山いるでしょう。それでも,自らの内にある感情の処理がうまくできなくて困る人も多いようですが,感情調整スキルを学べばよいのに…。

 感情調整がうまくなるのは,感情のエネルギーが減退してしまう,ということは殆どないのです。それよりも,より効率的にエネルギーを活用できるようにいなると思いますけどね。

 我が家には「鬼滅の刃」が全巻そろっていて,私も乱読で何でも読みますからじっくりと読ませてもらい,楽しみました。だから,いろいろとコメントをしたいと思っていたので,今後もぽつぽつ書いてみます。

 カウンセリングは,苦しい人が行くところ,と思っている人もいるでしょう。確かに,そのような活用は多いのですが,感情調整のスキルを上げるために行く,そんな自分の能力をうまく活かせるようにするためにも使えるのです。

玉井心理研究室ホームページをご覧ください

玉井心理研究室では、臨床心理士・公認心理師の玉井仁が個人・家族への心理カウンセリング、組織・団体へのメンタルへルス・コンサルタントとしての研修や各種支援を提供しています。

トラウマや過去の経験にまつわる心の傷、頑張り過ぎや諦めから心を開いて人と関わりにくくなってしまうこと、精神的な疾患での苦しみ、対人関係の苦しみなど、様々な方たちや組織と関わらせてもらってきた経験から、支援や情報を提供しています。

ホームページでは、トラウマについて、感情の調整の問題について、認知行動療法といったトピックについての説明を含め、様々な領域でどのような現状があるのかなど、情報を整理して提供もしています。

是非ご覧いただき、感心がある方はお気軽にお問い合わせください。

右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

玉心理研究室のHP