仕事の再スタート
非常事態宣言が解除され、働き方も次第に元に戻ろうとするのでしょうか。
そうはいっても、学校は分散登校となったり、今までと違う環境が維持されており、そんなにすぐには戻れないよ、という方もおられると思います。
ラインケア
ラインケアとは、企業などの職場のメンタルヘルス対策において、上司となる管理監督者が直属の部下にあたる労働者に対し、個別の指導・相談や職場環境改善を行う取り組みのことです。
職場環境を整えること、必要な指導を行うこと、相談を受けることなどがあります。
私、玉井もいろいろな企業や団体などで、管理監督者に対してラインケア研修を行うことがありますが、ちょっとした質問をすることがあります。
かつて自分が指導される立場であったとき、困ったことがあるとすぐに上司に「相談」してきた人はどれぐらいいますか？
調子が悪いと感じたとき、すぐに上司に相談しましたか？
そんな質問をすると、手が上がる人はわずかです。
良い上司に恵まれたのですね。
いたわりを大切に
職場における対人関係は、なかなかストレスの高いものである、という厚労省の統計があります。
日本では、上司は勤務時間や勤務態度など、管理をしたがります。
結果を出せばいいでしょ、なんて言っても、そんな自由にできる人はそれほどたくさんいません。
上司からにらまれるのが怖い、そんな人が多いのも実情です。
このポストコロナの時期は、それぞれの環境も様々にありますし、お互いの環境の違いへの理解を深め、いたわりあって進めていただきたいと思います。
仕事が停滞していたから、しっかりやるぞ、とダッシュをかけたくても、少しずつエンジンをかけていかないと壊れてしまいます。
それも個人差、すぐに走れる人もいれば、少しずつ長く走り続けられる人もいます。
多様性がちゃんと根付くかどうか、そのチャンスでもあります。
丁寧に進めましょう。
コロナ不安、個別の対応も、組織への支援も行っております。
玉井心理研究室では、心理療法・心理カウンセリングの提供をしています。
現在は、新型コロナウィルスの拡散防止も念頭に、スカイプや電話による相談も強化しております。
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