対人関係・境界線

罪悪感を感じずに「No」を言う

お願いを「断る」ときの気持ち

 お願いを断ったとき、どんな気持ちになりますか?

「私は悪くない」なんて言い訳が浮かんでいたり
「断らせるようなことをお願いしてきた」相手に対してイラっとしていたり
「嫌わるんじゃないか」と不安になっていたり
「悪いな」と相手の気持ちにこたえられないことに罪悪感を感じたり

相手や状況によって様々ですよね。

お願いをすることの自由、断ることの自由

 お願いをするのは、自由です。

 ただ、お願いを相手が断れる、という対等な関係があることが大切ですよね。

 人の関係は、いつも対等となるのは難しいものです。

 力関係があったり、マウンティングしたがる人がいたり、人の下に潜り込んでしまう人がいたり、様々です。
 感情的なぶつかり合いが生じる時には、その争いにもなります。

感情も練習

 人により、基本的に強く感じやすい感情は、長い人生の中では一定の傾向があるようです。
 ただ、その感情に飲み込まれるかどうかは、別です。

 お願いを断るときの罪悪感に耐えられず、「断るぐらいなら無理してでもOKする」という人もいます。

 断ることは、決して相手を否定することではありません。

 相手の欲求に応えられないことは、相手を嫌っているということでもありません。

 相手のことを好きでも、相手のことを大切に思っていても、相手の欲求に応えられないことは自然なことです。

 応えられるものもあるでしょうから。

 断るのも練習です。

「あなたのことは嫌いじゃないよ」「今回はお願いに応えられないけど、また今度ね」「私のお願いにもときには応えてね」などと心の中で呟きながら、断るのです。

 少しずつ、断ることに慣れていきます。

 時々、断ることは悪いことだ、人としておかしなことだ、などといった脅迫じみたお願いをしてくる人もいます。
 いや、結構いますね。

 マスコミに流れたり、ネットの中でもそんな話をよく見かけます。

 人は人、私は私、お互いに尊重しあえるといいですね。

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